Happy KARATE

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紙切れと冷凍庫

新米「警部、ガイシャは手に紙切れを持ってます」
警部「なんて書いてある?」
新米「それが。。。真っ白だったんです。周囲にペンは落ちていたんですが。。。」
警部「臭うな。そのペンはシャープペンなのか?」
新米「いえ、普通のボールペンです」
警部「キャップは?」
新米「外れてペンのそばに落ちてました」
警部「鑑識の結果は?」
新米「胸を一突きです。ただ急所からそれておりしばらくは息があったものと思われます。またペンからはガイシャの指紋が検出されました」
警部「やはり、ガイシャは死ぬ間際に何かヒントとなるメッセージを残したとしか思えんな」
新米「しかし、警部、メモは真っ白です。。。」
警部「おい、ちょっとペンを見せてくれないか?」
新米「はい」
警部「ん? こ、これは!」
新米「何か分かったんですか?」
警部「いいから冷凍庫を持ってこい、今すぐにだ!」
新米「持ってきました!」
警部「ふむ。よし。。。」
新米「あ、その紙切れはさっきの。。。なんで大事な証拠を冷凍庫なんかに入れちゃうんですか?」
警部「おい、新米、コーヒーいれてくれんか?しかしおそらく犯人は相当な文具マニアだな」
新米「はい、コーヒー。でもどうしてそんなことが?」
警部「俺が文具マニアだからだ。」
新米「警部が文具マニアなのがいったいどう関係するんだか。。。」
警部「あとは任せた。もうそろそろだな。ちょっと出かけてくる。あとはお前一人でなんとかなるだろ。答えは冷凍庫の中だ。じゃあな。」
新米「あ、ちょっと、ちょっと。。。なんなんだよー。もう。さっきの紙切れと冷凍庫に何の関係が。。。とりあえず紙切れを取り出してみればいいのかなぁ」

『犯人はmoog』

新米「うわ、なんで、さっきは真っ白な紙切れだったのに。。。『犯人はmoog』。。か。」
カレン「うふふ、何か考え込んでるみたいね」
新米「うわ、カレンちゃん!脅かさないでよ!どうしてこんなとこに。。。」
カレン「さっきまで真っ白だった紙切れ、冷凍庫に入れて出してみたら犯人の名前、確かにびっくりするわよね」
新米「なんだって、警部はこの紙切れを冷凍庫に入れれば、犯人の名前が出てくると思ったんだろう?」
カレン「もう嫌ねえ、論理的に考えてご覧なさいよ。被害者が紙切れとペンを持っていた。紙切れには何も書いていなかった。。。とすると考えられる可能性は3つ。『死ぬ間際に何かを書き残そうとしたがその前に事切れた』、『犯人の偽装工作』、『何かを書き残したが、犯人に消された』」
新米「うーん、最初のが一番自然だよね?」
カレン「だとしたら、犯人は逃走時に紙とペンを持ち去るんじゃないかしら、どっちもかさばるものじゃないし」
新米「ま、確かにそれはそうかもしれないけど。。だけど。。。」
カレン「でしょ?二番目の偽装工作、これも可能性としてはかなり低いわ。わざわざこんなことをしても、何も書いてないんだから意味ないわよね?私が犯人だとして偽装工作するなら、むしろはっきり「犯人はヤス」って書くと思うな」
新米「カレン、ヤスはタブーだよー。まあいいや、それで?」
カレン「残るは『何かを書き残したが、犯人に消された』。これが真相だわ」
新米「ちょっと強引じゃない?だってさ、1番目と同じ理由で紙切れを持ち去れば済む話じゃない。なんでわざわざ文字を消すことを選ぶのさ? だいたいボールペンなんてそんな簡単に消せるもんじゃないでしょ?」
カレン「なるほどそういう考え方もあるわよね。もし簡単に文字を消せるボールペンがあったとしたら?」
新米「それはずるいよー。まるで密室殺人の種明かしで、『実は隠し扉がありました』っていってるようなもんじゃないか!」
カレン「だめよ、そんなヴァン・ダインに喧嘩売るようなこと言っちゃ!まだ私はそういうボールペンがあるともないとも言ってないわ」
新米「納得できないなー。そういう情報は前段で提示しておかないとフェアじゃないよ」
カレン「きっと書き手も疲れてたんじゃないかな。遅くまで仕事やって、ジムも行って、それからこうやって書き込むんだもん」
新米「えー、この期に及んでそういう倒叙を持ち出すなんて!」
カレン「折原一どうしてるかしら。あの人倒叙ものしか書かないから、読む前に構えちゃうのよねー」
新米「確かに。あれだけ数あると1作くらい新本格みたいなの書けばそれはそれで意表をついたのにね。で、ボールペンがどうしたって?」
カレン「あ、そうそう。すっかり忘れてた。この期に及んでボールペンってのは汚いってあなた言ったけど、作者だって苦労してんだから。さっくりこの話終わらせようと思ったら『名探偵カレンは登場しないのか?』だなんて他人からプレッシャーかけられてさ。結局プレッシャーに負けて登場人物を一人増やした訳なん。。。」
新米「もういいよー」
カレン「ごめんごめん、そうね。ボールペンね。まずはここを見てよ。
http://www.pilot.co.jp/campaign/frixion/ 」
新米「。。。なあ、ちょっといいか?」
カレン「なに?」
新米「会話文の中でURLってさー。。。。今まで会話だけで物語を進めてきた作者の努力が台無しじゃないか!だいたいクリックってなんだよ。今俺たちどういうシチュエーションなんだよ?会話してるんじゃないのか?」
カレン「まあ、いいからいいから。で、このフリクションってのはさ、文字を書いてお尻のラバーでこすると色が消えるわけ」
新米「おお、じゃあ字が消せるのか?」
カレン「まあね。正確には『色が消える』ってことみたいだけど」
新米「どういう理屈なの?」
カレン「摩擦熱で色が消えるインクなのよ」
新米「すごいね。なんでそんなの知ってるの?」
カレン「XTCのSience Frictionって曲知らない?」
新米「Sience Friction burns my fingersだろ?俺はDemosも全部持ってるよ」
カレン「いるのよねーXTC好きなファンってただひたすら集めたがるオタク野郎が。確かにそう。そのFrictionと同じ摩擦って意味」
新米「オタク野郎で悪かったな。カレンだって結構詳しいじゃないか?」
カレン「ヤダッ、そんな私はマニアじゃないわよ!この前、TSUTAYAでXTCの『In Motion』っていうブートと、Cobraの『キャプテン日本』があって、迷わずCobraを手に取ってレジにダッシュしたもの」
新米「確かに『In Motion』は結構どこにでもあるんだよね。ところでCobraってのはどういうジャンルなの?」
カレン「ウソ!信じられない。Cobraっていったら、Oiのパイオニアじゃない!XTC好きっていう連中はなんだか音楽を知ってますって顔していけすかないのよね。今確実にOiの時代がきてるわ」
新米「へー、今度買ってみるよ」
カレン「ちなみにこのフリクションを出してるパイロットは文房具界でいうと優等生でね。質は高いし、安定感があるんだけど、なんていうか冒険心がないっていうか無難なの」
新米「全然ちなんでないじゃないか。パイロットはじゃあXTCにおけるDave Gregoryみたいなもんか」
カレン「うーん、そうね。言えてるかも。で、ぺんてるは異端児っていうか変わったものをたくさん出すので有名。だから口の悪いぺんてるファンの中には、パイロットのことを『2020(フレフレ)だけでもってる会社』っていう人もいるわ。
新米「異端児っていうけど、そんな変わったものを出してるの?」
カレン「例えばQXなんて名品よね。これはノックがなくて先端のスリーブを紙に押し付けると芯がでるの。軸も高級感があって、バランスもいいのよ。あとは357っていうのも出してるわ」
新米「それはシャープペンなの?」
カレン「そう。でも、これは3色ボールペンみたいに3つ芯の格納庫があって、0.3、0.5、0.7の芯がそれぞれ入るようになってるの」
新米「まるでゴーバンスみたいだな」
カレン「どういう意味?」
新米「3種類=3人の人って言う意味でさ」
カレン「。。。全然喩えられてないじゃない!無理にミュージシャンで喩えなくていいわよ。このヘタクソ!」
新米「厳しいなー。でもさしづめぺんてるはXTCにおけるAndy Partridgeってとこか」
カレン「うーん、ちょっと王道すぎるけどね。まあそれは悪い喩えじゃないわね」
ゼブラは一時期停滞してたけど、最近シャーボXで息を吹き返しつつあるわ」
新米「シャーボってまだあるんだ?ゼブラは音楽業界でいう。。」
カレン「音楽業界で言えばBoowyの氷室みたいなもんね。なかなか死なないっていうか。ごめんね。機種依存文字でボーイがうまく変換出来ないの」
新米「いいよ。ってことは、警部はフリクションが落ちてるのを見て、『きっと何かのメッセージをガイシャが残したはず』ってことと『文房具マニアの犯人が逃走前にフリクションのラバーでメッセ-ジを消し去った』ことを見抜いたってことか。
カレン「ご名答!」
新米「ちょっとご都合主義過ぎないか?結論ありきのロジックじゃないか」
カレン「本当は紙切れなんて持ち去れば良かったのに、文房具マニアの血が騒いだのね」
新米「俺の話聞けってば。だけどどうして冷凍庫が。。。」
カレン「フリクションのインキはね、高温で色が消えて常温では元の色に戻ることはないんだけど、超低温になると色がある程度復活するの」
新米「よく知ってるね」
カレン「ええ、このまえ試してガッテンでやってたから」
新米「どうでもいいけどあのガッテンガッテンって声聞くといらいらするよね。しかし今回はカレンに助けられたよ」
カレン「もう終盤?この流れでどうやって話を終わらせる気?なんだか尻つぼみじゃなくって?」
新米「だって、小ネタでひっぱるんだもん。しょうがないよー」
カレン「もう、なんか最後グダグダっぽいじゃない!」
新米「そう怒るなよー、でも怒ったカレンも綺麗だよ」
カレン「。。。えっ。。。」
新米「カレン結婚しよう!実はもう婚姻届書いてきてるんだ」
カレン「素敵!」
新米「ここにカレンが名前を書けばいいんだよ」
カレン「分かったわ。そこのフリクション取って!」
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  1. 2008/03/05(水) 01:12:33|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:3
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コメント

おもしろかったー
  1. 2008/03/05(水) 23:05:40 |
  2. URL |
  3. M #-
  4. [ 編集]

おもしろかったー
  1. 2008/03/10(月) 16:59:33 |
  2. URL |
  3. 70 #-
  4. [ 編集]

@M
@70

ありがとう。おかげで作家一本で食って行く決心ができたYO!
  1. 2008/03/11(火) 00:12:55 |
  2. URL |
  3. moog #-
  4. [ 編集]

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