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お葬式

じいちゃんが死んだ。

実は新年早々「明けましておちんちん」というタイトルで日記を書いていて公開するつもりだったところに訃報が飛び込んできてさすがに掲載を見合わせた。

じいちゃんとはもう10年近く会っていなかったが、幼少の頃はかわいがってもらった記憶がある。
もちろん亡くなった事は悲しい事なんだけれど、涙が溢れ出すとか、嗚咽を漏らすとか、そういう感じではない。
87歳の大往生。僕が10歳くらいで物の分別がつくようになったころには既に60代半ば。その頃には朝から晩まで好きなビールをちびちびやりながらニコニコしていて、子供ながらに
「この人は息子を育て上げて、好きな酒をやりながら、今は余生を満喫しているんだろうな」
と思っていた。もちろん人の人生を規定する権利は僕にはないけれど、十分幸せな人生を送ったのではないかと思うと悲しい気持ちよりも、長生きして良かったねという感情のほうが大きい。

しかし、葬式というのはうまく出来ているなと思う。
通夜、葬式、初七日と2日に分けて斎場で実施したのだけれど、全てが完全にマニュアル化されている感じだ。
しかし進行役は常にマイクで話していて、焼香の段取りや読経のタイミング等、すべてこの進行役により制御されている。
もっとも、葬儀なんてそうそう経験する機会もないわけで、さらに開催する側となるとほとんどの人が段取りについて理解していないのが普通だ。しかも亡くなってから通夜、葬儀まで時間的猶予がない。また場合によっては遺族が混乱してそれどころではないケースもあるだろう。

葬儀屋にしてみれば、1つ標準的なパッケージを作っておけば後はコピーでどんな葬儀にも原則対応できるし、数をこなす事でノウハウも蓄積されてくるだろう。
値段だってあってないようなものだ。花や写真の代金等もあらかじめ松、竹、梅ってな具合に決まっているらしい。
時間がない中、遺族が
「うーん、これはちょっと高いな、他の葬儀屋をあたってみるか」
なんてなかなか出来ないはずだ。
互助会なん制度もあるようで、生前毎月一定額を積み立てておくと亡くなった時に指定の葬祭場での葬儀が安くとりおこなえる制度だけれど、これなんて典型的なユーザの囲い込みだ。
そのうち「葬儀でマイルが貯まる!」とか「葬儀で今ならポイント13%還元!」みたいな時代が来そうで怖い。

故人の死を悼みながらも、滅多に目にすることのない葬儀ビジネスに触れ、なんだか濃い一週間だった。



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  1. 2006/01/14(土) 11:34:08|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:5
<<明けましておちんちん | ホーム | 面談、コンビニでの多めの買い物、七面鳥、CD>>

コメント

そっか,忙しかったわけだ。
お悔やみ申し上げます。
とは言え,さすがmoogさんらしい日記ですな。
早々に感傷は切り上げ,葬儀について分析的に叙述してる。

しかも今気づいたのだけど,「明けましておめでとう」じゃなく「明けましておちんちん」。カンプクした。
  1. 2006/01/14(土) 14:05:46 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

↑なまえ抜けてました
  1. 2006/01/14(土) 14:07:37 |
  2. URL |
  3. ビッグマフ #-
  4. [ 編集]

おーす

何か久しぶりって感じだね。
葬式と言えば、2ちゃんねるのスレで「葬儀屋だけど聞きたいことある?」とかいうタイトルのスレが面白かったことを思い出した。
例えば葬儀中に笑いたくなったらどうするかとか、2ちゃんねらーが次々と質問してくるんだけど、ちゃんと律儀に全レスしてるんだよ。
あれ読むと葬式の裏側が見れて面白いよ。
  1. 2006/01/14(土) 16:47:12 |
  2. URL |
  3. k #F22A.tdY
  4. [ 編集]

お悔やみ申し上げます。

やはり親の死に比べると、祖父母の死というのは少し違うものだった気がする。一緒に生活していたらやはり違うのかな。

葬儀屋は、結構、死にそうとかいう情報も握っているようですね。どうやってるんでしょう。それにも驚いたけれど、お寺の対応にも色々驚かされることがありますよね。ビジネスなんだろうけど。

最近思うのは、このくらいビジネスライクな対応があってこそ、悲しみに負けずに葬式を乗り越えられる家族があるのかもしれないなってことです。悲しいということを実感する間もなく、いろいろなことをしなければならず、またそれらの一つ一つにはお金が絡んでいてしっかりしないといけないですからね。


・・・・・、なにがともあれ、今年もよろしくお願いします。



  1. 2006/01/14(土) 22:08:44 |
  2. URL |
  3. M #-
  4. [ 編集]

>びぐまふ
明けましておめでとう。そうね、感傷的なものって案外少ないよね。悲しみに押しつぶされそうだったら、日記になんてしないし。
しかし、87歳。普通にサラリーマンやってると定年が60くらいでしょ?そこから27年。そう考えると人生って結構ながいよね。

>アイ
おめでと。
そういうスレって面白そうだね。
実際進行役のおじさんの顔の輪郭とひげと禿げ具合がカールのおじさんに激しく似ている事に気付いて妹と必死に笑いをこらえてたり、進行役のナレーションの節回しがリングアナみたいで今にも「赤コーナー~」って言い出しそうだったり、葬式ってある意味非日常の世界だからどうでもいいことがおかしかったりするのよね。

>M
>このくらいビジネスライクな対応があってこそ、悲しみに負けずに葬式を乗り越えられる家族があるのかもしれないなってことです

確かにね。そうかも。
嗚咽を漏らしながら進行役をつとめる斎場の係員を想像するとちょっと嫌だもんね。
  1. 2006/01/15(日) 01:16:49 |
  2. URL |
  3. moog #89M7DVCA
  4. [ 編集]

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