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サンキューテイル

道を譲ってもらったときの短いクラクション。
車線変更で間をあけてくれた後続車に対して行うハザードランプの点灯。
僕は車に乗らないけれど、こういう車独特の感謝の表現は嫌いではない。

感謝の気持ちを表現しているところに好感をいだくというのもあるけれど、それよりも車という、表現手段がかなり限定された場面で、なんとか感謝の気持ちを表したいと腐心した末に編み出された表現というところが、なんとも暖かい感じがしてよい。
道を譲ってもらった際、運転手がわざわざ降りて来てありがとうをいう場面での感情とは明らかに違う。
さりげなさといってもいいかも知れない。
例えば仕事で頑張って、普段は無口な上司がすれ違い様に
「おい、moog、あれ、ありがとな」
というようなさりげなさ。
上司に呼び出されて、いきなり上司が尻字で「ありがとう」と書いたときの嬉しさとはまた違う(嬉しくないか)。
あるいは、アドバイスをした後輩から短く「ども」と言われるさりげない感謝と、体育館の裏側に呼び出されて
「moog先輩、か・ん・しゃ・で・す」
と横断幕がかかっているような感謝の仕方を比べてもその差は明らかだ。

そういうさりげない感謝って日本人の感覚にも実に合っていると思うのだが、そんなときに現れたのが「サンキューテール」だ。
ポストペットの人だかが、テレビで嬉々としてコンセプトを語っているのを数ヶ月前、テレビで見た。
絶対流行らないと思った。流行るわけない。

車の後部にしっぽみたいな白い部品をつける。
ありがとうの気持ちを表すときは車内にとりつけられたスイッチを押すと、しっぽが左右に揺れる。後続車が振られた尻尾を目撃する。

機能としてはこんなものだ。
まず「しっぽを振る=感謝の意」という社会通念がない中で、この商品を出すというのはかなり強気である。
初めてこのサンキューテールを見る後続車は、
「前の車のしっぽが揺れているのは感謝の意」なのか、
「ゆれを推進力に利用している」のか、
「誰かをあおいでいる」のか
判断に苦しむはずだ。
先の横断幕の例で言えば、書いてある文字がキルギス文字、あるいは日本語だけど添付の乱数表を使わなければ解読できない、そういうケースを想像すればよい。
作成者は、サンキューテールが普及すれば、しっぽを振る事がありがとうの意味だという社会通念が早期に形成されると読んだのだろうがちょっと甘い。

第二にやっぱり不自然だ。
車に白いしっぽがついてるのだ。
自分が後続車で、かりにしっぽの意味が分かったとしても、嬉しいというよりは
「この人、感謝するためにわざわざこの変な物体を買ったのか」
と好奇の目で見てしまいそうだ。

なんでこんなことを長々と書いているかというと今日、こいつ(サンキューテール)を近所で見てしまったからに他ならない。
意に反して案外流行っているのか。サンキューテール。
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  1. 2005/11/14(月) 00:32:30|
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